前回記事で、入園式・入学式で、写真に撮っておきたいシーンと撮影のコツと題して、前編をお伝えしました。今回はその後編です。
細かい写真テクニックというよりも、ちょっとしたコツなので誰でも実践できます。
目次
入園・入学式写真のコツ:前編と後編
入園・入学式の写真で押さえておきたいシーンと撮影のコツについて、前編・後編の2回に分けてご紹介します。
前編は入園・入学式の式前について、後編は卒業式中とその後の撮影のコツをお伝えしています。
前編はこちらです↓
入園式・入学式の撮影で注意しておくこと
ブレに負けない!
入園式・入学式は、体育館で行われるのが一般的です。
雨の日は特に、室内は暗い場合が多いので、「ブレ」に注意しましょう。
暗いとより光を取り込むために、シャッタ―が開いている時間が長く(シャッター速度が遅く)なります。
そのため、撮ったものが残像のように残り、画像が不鮮明になる「ブレ」が生じてしまうのです。
三脚があると、「手ブレ」を抑えることができます。
シャッターが開いている間に、カメラが動いてしまって、画像全体が不鮮明になる現象を「カメラブレ」といいます。
そのうち、手でカメラを持って撮影したときにおこるブレを、「手ブレ」といいます。暗い場所や、望遠で撮る時に起きやすい現象です。
三脚が使用可能であれば、使うことで「手ブレ」は回避できます。
「手ブレ」に対して「被写体ブレ」がありますが、これは、シャッターが開いている間に、被写体が動いてしまってブレる現象です。シャッタースピードを速くする設定にする必要があります。
事前にシュミレーションを
式場の暗さや、望遠使用で「ブレ」てしまうことを想定し、回避できる設定を確認しておきましょう。
詳しい方は言わずもがな、ISOやその他設定を最適にしておきましょう。
カメラに詳しくない方は、事前に最適な撮影モードがあるかを調べてみてください。
最近のカメラは、暗いところを想定した撮影モードが用意されていたりします。
取扱説明書などで確認しておきましょう。
また、保護者席の配置を確認して、どの場所に座るか検討しておけば完璧です。
既に経験されたパパやママにアドバイスを貰っておくことも有効です。
これらは、式の前日までに済ませておくといいですね。
式場に到着したら、式の始まる前にテスト撮影をおこない、最適な設定に調整しておくと安心です。
適切な撮影モードに切り替えましょう。
マニュアル撮影が可能な方は、最適なISO、シャッタースピード、絞り値を事前にテストしておきましょう。
式が始まってから慌てて設定していては、大事な場面を逃しちゃうかもしれませんね。
フラッシュに注意
フラッシュを焚いて撮影する方がいらっしゃいます。
被写体から遠く離れた位置からでは、被写体に光が届かず、まったく意味がありません。
式の邪魔にもなりますので、フラッシュ発光禁止の設定にしておきましょう。
被写体が近く、どうしても光が足りないときにのみフラッシュを使用しましょう。
フラッシュ撮影が許可されていることが前提です。
ただ、フラッシュを被写体に直接当てると、不自然な写真になることもあります。
不要なフラッシュは無駄でしかないと思っておいた方がよさそうです。
入退場を逃さない
入退場は、近距離での撮影が可能なシーンです。
子どもたちが入退場を始める前に、テスト撮影をしておくと安心です。
自分の子どもよりも前の他の子で、テスト撮影をしておくと感覚が掴めます。
入園式・入学式のあと
慣れない式を終え、緊張が解ける瞬間です。
時間があり、許されるのであれば、園庭・校庭でゆっくりしてみるのもいいかもしれません。
いい笑顔の写真が撮れるかもしれません。
さいごに
入園式・入学式の日は、まるごと一日が、普段とは違う特別な日です。
式中以外の写真も撮っておきましょう。かしこまった写真だけでなく、流れる時間をそっと切り取るような写真も撮っておくといいですね。
メイン(子ども)だけだなく、ランドセルや学校などのサブカットを押さえておくとこともお勧めです。
後々、フォトブックにまとめたとき、メインとなる子どもの写真に、サブカットが適度に挿入されていると、ストーリー性を付加できます。
また、子ども自身が写真を見返す時に、その方が記憶や感情を呼び起こしやすくなると思います。
ぜひ参考にしていただき、子どもに素敵な写真を残してあげてくださいね。
◆前編はこちらです↓
◆卒園式・卒業式の写真撮影のコツはこちらです↓
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