写真集「Haru and Mina(ハルとミナ)」から学ぶ子供写真術

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子どもの写真を上手に撮りたいならば、上手い人の写真を真似るのも手ですよね。そういう意味では、発売されている写真集はとっても参考になります。

そこで今回は、私のおすすめ写真集「Haru and Mina」のご紹介と、子ども写真を撮る上で参考にしたいなあと思った点をお伝えします。



目次

おすすめ写真集「Haru and Mina」

ハルとミナ
 (出典:Amazon)

「Haru and Mina(ハルとミナ)」は、写真家の濱田英明 (はまだひであき)さんの作品です。

濱田英明 は、元々はウェブデザイナーで、子どもが生まれてから本格的に写真にのめりこんでいったそう。始めは、自身の子どもの写真をブログやFrikerなどに投稿し、SNSで注目されたのをきかっけに、2012年12月に写真集「Haru and Mina」を台湾で出版したそうです。

海外で注目されはじめ、その後日本でも話題に。SNSで話題となりフォトグラファーに転身した方なんです。面白い経歴ですよね。

写真集の巻末のメッセージにはこんなことが書いてあります。

写真は未来への贈り物。そう考えると、ここに写っているのは、彼らであり、僕であり、“あなた”なのかもしれない。

出典:濱田英明「Haru and Mina」

濱田さんの子どもの写真の撮り方に限りなく共感できますし、私が撮りたい方向性の写真が高いレベルでそこにありました。正直嫉妬すら感じる、そんな写真集です。

濱田さんのことや「Haru and Mina(ハルとミナ)」の背景をもっと知りたくなった人は、こちらを読んでみてくさい。濱田さんへのインタビュー記事です。

SNS発信で世界的なフォトグラファーへと転身! 〜濱田英明さんが明かす、子どもの写真への思い〜 – SHIPS MAG

 

子供写真を撮る上で参考にしたい点

因みに、「Haru and Mina(ハルとミナ)」は中判フィルムカメラを使用して撮影されています。ボケ感や質感などは中判フィルムカメラならではというところもあります。流石に中判フィルムカメラを使って写真を撮ることは、お値段だったり取り回しが大変だったりでなかなか真似できることではありませんが、ちょっと違った機材で撮ってみるなんてのはありかもしれませんね。

それ以外、カメラの種類は関係なく、子どもの写真を撮る上で参考に出来るなあと思った点を挙げてみます。

子どものおバカを撮る

子どもって面白いことをしますよね。いい意味で、おバカなことをする。その瞬間を写真に収めるといいでよね。

そのためには、いつでも写真を撮れる体制を整えておくのは大事。決定的瞬間を逃さない、という意味では常に自分の傍に置いておけるスマートフォンや小型カメラの方が取り回し良く向いているかもしれません。

それにしても中判カメラを常に持ち歩いて撮影することは結構大変。濱田さんにその辺の話を聞いていみたい。

日常を撮る

特別な時だけでなく、子どもの日常こそ撮っておきたいですね。誕生日などのイベントや旅行などは当然押さえておきたいですが、日常だって一日一日が特別です。子どもの成長は早く、一日だって何でもない日はないはずですから。

自然体を撮る

日常を撮る事にも通じますが、自然体を撮っておくといいですね。ピースの写真や、目線がこちらにあるポーズをきめた写真ばかりでは、背景が違えど似たような写真になってしまいます。だから、自然な姿の写真も撮りましょう。

一歩引いて撮る

自分の子どもを撮影するとなると、どうしても自分の子どもだけアップで撮ってしまったり、背景に入れると面白いものを気づかず省いてしまったります。子どもからの距離という意味よりも、写真を撮る”意識”として”一歩引いてみる”といいかもしれません。背景を見回す余裕だったり、構図を意識してみたり。

あるプロの写真家の方が、私の写真を見た感想で「父親ならではかもしれませんが、いい意味で距離があっていいですね。お母さんだと近づきすぎちゃうから」と言われたことがあります。私としては、子どもとの心の距離感はないつもりですが、客観的に子どもを見て撮影してみると違った写真が撮れるかもしれませんね。

アングルや構図にバリエーションを持たせる

「一歩引いて撮る」を挙げましたが、決して「ちょっと遠くから撮れ」と言っているわけではありません。子どもがかわいいあまり、アップばかりでは面白くないという意味で、撮影の心構えとして「一歩引いてみる」というのも大事だなあと思ったからです。

アングルや構図などは色々あったほうが、写真を並べたときに単調にならず面白いと思います。”子どもの写真”といっても、子どもが写っていなくたっていいですよね。例えば脱ぎっぱなしの靴下だとか、子どもの”残り香”を撮影しても面白いですよね。

後姿や手だけの写真だったり、風景の中にポツンと写る子どもだったり。バリエーションがあると後で見て面白いと思います。

※「子どもの日常を撮る」「自然体を撮る」などに関しては、以前の記事でご紹介しています。こちらの記事も参考にしてみてください。
子供写真入門|日常を撮っておいた方が絶対いい3つの理由

写真集「Haru and Mina」が気になった方は

・amazonの写真集「Haru and Mina」のページへのリンクです。因みに、日本語の題名は、「ハルとミナ」です。

ハルとミナ
 (出典:Amazon)

濱田英明さんのメディアへのリンクをつけておきます。気になった方は下記をどうぞ。

さいご

発売されている子どもがテーマの写真集は、自分の子どもを取る際のお手本として参考になります。そういった意味で、「Haru and Mina(ハルとミナ)」は色々参考になると思いましたので御ご紹介してみました。ただ見るだけでも面白いです。ご参考まで。

 

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