秋の訪れを感じる今日この頃。秋には「十五夜」なんてのがあります。子どもに「十五夜って何?」と聞かれたら何と答えますか?具体的には知らなかったりしますよね。
そこで今回は、「十五夜」の意味・由来をお伝えすると共に、「十五夜」を子どもたちと楽しむヒントをご紹介します。
目次
十五夜とは
十五夜っていつ?
旧暦では満月から満月までを1ヶ月と数え、十五夜とは旧暦の8月15日を指します。現在の暦では、十五夜は9月〜10月の間でのどこかの日で、毎年変わります。
2017年は、10月4日(水)になります。
お月見をする理由
十五夜の月を「中秋の名月」と呼びます。一年の間でも特に月が美しいとされるのが十五夜なんだそうです。そんなことからお月見の習慣が始まったようです。
十五夜の月って満月なの?
先ほど旧暦は満月から満月までを1ヶ月としたとお伝えしましたが、新月(月が完全に欠けている状態)から数えて15日目を十五夜と言うそうです。
お供え物の意味
秋は収穫の時期です。その年の収穫を祝い感謝し、翌年の豊作を願い、団子やサトイモをお供えするそうです。
団子を15個お供えするのは十五夜にちなんでいます。サトイモがよく取れる時期で、お供え物としても使われることから、「いも名月」なんて呼び方もあるそうです。
ススキを飾る意味
ススキを稲穂に見立てているそうです。確かに似てますよね。お供えものと同じで、作物の実りに祝い感謝するためです。
十三夜って?
十三夜は、旧暦の9月13日で十五夜の次に月が美しいそうです。こちらは現在の10月から11月のどこかの日になります。十五夜と合わせてお月見をする習わしがあります。栗や枝豆をお供えするそうですよ。
お月見を十五夜と十三夜はセットでする習わしがあり、片方しかしないことを「方見月」といって避けるべきとされていました。
十五夜を楽しむヒント
そんな日本の風習、十五夜。
じゃあ、子どもと十五夜を楽しむには何をしたらいいでしょう。思いつくことを挙げてみました。
十五夜がテーマの絵本を一緒に読もう
十五夜がテーマの絵本を子供と読んでみるといいですね。気分が盛り上がりますし、日本の風習をわかりやすく伝えるのにもうってつけです。
こちらの絵本は、月とうさぎにまつわる神話をもとにした昔話をもとにしています。これを読んでからお月見で月の兎を見れば、見方が違うかもしれません。
少し大きな子にはこんなのもアリかもしれません。月のことがよくわかります。
ウサギの折り紙を折ろう
日本では月の表面の模様がウサギが餅つきをしているように見えると言われています。折り紙でウサギを折って楽しむのも手です。女の子は特に喜びます。お月見の時に作ってあげるといいかもしれません。
ススキを取りに行こう
お供え用のススキを採りに行きましょう。日本では、ススキはわりとどこにでも生えてますよね。都会でも、河原に行けばたくさん生えているんじゃないでしょうか。
普段気にしない、何気ない自然を感じることもできます。
お団子を作ろう
お月見のお団子を親子で作るっているのも手です。
みんなの推薦 お団子 レシピ 229品 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが274万品
みんなから推薦されたお団子レシピ(作り方)。丸~くころころ、家族で一緒に作るのも楽しそう!みたらし・あん・きなこ、いろいろな種類を食べたい!
白玉で作るのが簡単かもしれません。
月を見よう
お月見をしてみましょう。都会ではビルに隠れてしまったりしてみにくいかもしれませんが、外に出てみましょう。十五夜の時期は、ほぼ真東に月が上がります(そして西に沈みます)。その時期が近づいたら、仕事帰りに家の近くで月が見える場所を探しておくなんて手も。
さいごに
ということで、十五夜の意味由来とともに、十五夜を子供と楽しむ方法を紹介してみました。参考になれば幸いです。
【参考元】
◆記事中に紹介したもの
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