最近流行り(?)なのか、従来の図鑑にとらわれない”おもしろ”図鑑が多数出ています。
もはや図鑑というジャンルなのかはわかりませんが、
そんな図鑑の中で、今回紹介する「動物最強王図鑑」は、男子の心をギュッとわしづかみするおもしろい本です。
目次
「動物最強王図鑑」の概要
動物最強王図鑑(Amazon)
あくまで架空でですが、ライオン、クマ、ゾウなどの24頭の猛獣を、トーナメント形式で戦わせて動物最強を決めるという趣旨。
監修は、動物研究家の實吉 達郎(さねよし たつお)さん。
動物研究家の知識と視点から、環境や体調のコンディションなどの条件を排除した上で戦ったらどっちが強いかという視点でシミュレーションしています。
そうすると、”図鑑”というジャンルでくくっていいのかわかりませんけどね。
動物の描写は正確にしているそうです。
戦いは架空ですが、人間とのサイズ差や生息地、食性などの情報も盛り込まれています。
また、体格やパワー、凶暴度のランキングや、「爪の形の違い」などのコラムなどもありますよ。
ところで、實吉 達郎さんは、テレビでも拝見しますね。未確認動物「UMA」の命名者なのだそうですよ。(實吉達郎 – Wikipediaより)
「動物最強王図鑑」のオススメ理由
男子の心をわしずかみ
子どもの頃、カブトムシとクワガタはどっちが強いのか、対決をしたりしませんでしたか。
さすがに、猛獣たちを実際に戦わせることはできませんが、架空の戦いとしてやってくれるのがこの本です。
トーナメント方式のデスマッチで行われ、どの動物が勝ち残るのか、ワクワクしながらページをめくることができます。
しかも、格闘ゲームにありそうなパワーやスピードなどを指標化したレーダーチャートなんかも興味をそそられるようです。
我が家の小学校低学年の息子も大ハマり。ノートにトーナメント表を書き、自分の想像で動物たちを戦わせ始めるくらいです^^
本から知識を得るのも大事ですが、単純に「おもしろい!」って感覚は大事ですからね。
おもしろさから動物に興味を持ちはじめる
こと”図鑑”ということで言えば、”図鑑”で想像される一般的な図鑑の方が知識量としては当然豊富です。
ですが、情報量が多いゆえに難しかったり、本自体が重すぎたりで、子どもによってはとっつきにくかったりしますよね。
最近は、下記の図鑑のようなリアルな描写や映像にこだわり、子どもを魅了する図鑑も増えていますけどね。
動物 新訂版 (講談社の動く図鑑MOVE)(Amazon)
「動物最強王図鑑」は、それよりもハードルを下げて”おもしろさ”を追求することで、子どもの興味を引くんですね。
子どもの動物自体への興味が増せば、知りたい欲求が自然と湧き出て、自ら調べるキッカケになるんじゃないかと思うわけです。
「おもしろいっ!」って思わせたら、勝ちですね!
さいごに
とにかく、男の子心をくすぐるおもしろ本であるのは間違いないです。
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