「子どもにお金の教育をしたいけど、どうしたらいいかわからない」
「自分自身もお金の知識がないのに、子どもにどう伝えたらいいんだろう」
そのような疑問や不安がある場合、本田健さんの著書『子どもに教えたい「お金の知恵」』にヒントがあるかもしれません。
目次
子どもに教えたい「お金の知恵」』の概要
この本は、”お金と幸せの秘密について親子で理解できるようにやさしく解説”された本です。
著者は、お金の専門家でもある、ベストセラー作家の本田健さんです。
有名な著書には「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 」があります。ベストセラーになりましたし、知っている人も多いかもしれませんね。
「お金の幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにたくさんの本を出版されている作家さんですし、セミナーも精力的に開催されています。
最近は海外での活動範囲も増やしている、日本の自己啓発系のトップランナーのひとりです。
ホームページがあるので、興味のある方は覗いてみてください。
とても面白い方ですね^^
そんな方が書いたお金についての本で、子どもを持つ親向けに書かれた本です。
- 「子どもに金銭教育をしたい」
- 「子どもが将来お金に困らないようにするにはどうすればいいか」
- 「子どもにお金の教育をしたいけど、どうしたらいいかわからない」
- 「自分自身もお金の知識がないのに、子どもにどう伝えたらいいんだろう」
などなど、お金についてどのように子どもに教えていいかわからない場合、読んでみる価値はあるかもしれません。
お金についての本質的な部分を学べる本です。
『子どもに教えたい「お金の知恵」』を読んだ感想
『子どもに教えたい「お金の知恵」』を読んで思ったのは、結局のところ「親のお金の考え方が、子どものお金との付き合い方を決める」ということ。
本の冒頭の「はじめに」に、本田健さんも「お父さんやお母さんがお金に対して健康的につきあっていると、それはそのままお子さんに受け継がれます。(p.4 )」とおっしゃってます。
そのせいか、『子どもに教えたい「お金の知恵」』の中身の半分以上を、子どもに教える方法ではなくて、お金についての真実についての内容が占めています。
やはり、お金の教育においても、子どもに教えたいことは、まずは親が実践することが必要。
「背中を見せる」ってやつ(わたし、最近この言葉多用しまくりで、最終的にこの結論に至ることが多いなあ)
じゃ、どうすればいいのか?
具体的なことは本を読んでもらったほうがいいですが、読んで印象的だった部分について、少しふれたいと思います。
お金の付き合い方には8タイプある
お金の付き合い方には8タイプあるそうです。
- 貯め込みタイプ
- 浪費家タイプ
- 稼ぎ中毒タイプ
- 清貧タイプ
- 無関心タイプ
- 心配屋さんタイプ
- ギャンブラータイプ
- 幸せなタイプ
どのタイプが良いかといえば、一目瞭然ですけど、「幸せなタイプ」が一番グッドなわけです。
幸せなタイプは、必ずしも”お金持ち”である必要はないそうです。
お金があまりなくても、お金に制限されず、自分の人生を自由に生きていたら、それは「幸せなタイプ」。
お金持ちでも、お金を失うことに日々戦々恐々としていたら「心配屋さんタイプ」で本当の意味で豊かとは言えない。ただただ、稼ぐことを追求していても同じ。
どうでもいいですが、わたしは「貯め込みタイプ」「心配性タイプ」かも。
子供が生まれて、少し「幸せなタイプ」に近づけたかな。人にお金を使えるようになたから。
それでも全然、お金には解放されてないですね。
教育費が心配。色々な経験をさせるという意味でも、豊かな教育を受けさせてあげたい!
お金から解放されていたら確かに幸せかも。
お金についてオープンに語り合おう
とかく、子どもとお金の話をするのは避けがちなので、目からうろこ。
本田健さんの言葉をそのまま引用すると、
家庭でオープンにお金について話し合う環境で育った子どもほど、お金と等身大でつきあえる人に育つということです。反対に、お金のことをまったく話し合わない環境で育った子どもほど、お金に混乱し、結局はお金に翻弄されて生きることになってしまう傾向があります。
子どもに教えたい「お金の知恵」、pp.156-157
個人的には、お金のことを話すと、子どもがやりたいことを躊躇してしまったり、お金を理由に行動を決めてしまうのが嫌だったので、なかなか話せません。
本田健さんは、まずは3つの質問から話し合うといいとおっしゃています。
- お金ってなんだろう?
- お金が欲しくなる理由はなんだろう?
- お金でできることで、できないことは何だろう?
確かに、このくらいからだったら子どもと話せるかな。
『子どもに教えたい「お金の知恵」』の本の各項目ごとに話してみてもいいかもしれませんね。
幸せなお金持ちが育つのは「愛に溢れた家族」
本田健さんは、”幸せなお金持ちが育つのは「愛に溢れた家族」”と言い切っています。
”幸せなお金持ち”とは、
- お金のストレスがほとんどない
- 自分らしさを100%表現している
- 幸せな人間関係を持っている
- 自分の人生を生きている躍動感がある
だそうです。
そのような「幸せなお金持ち」になるには、心のゆとりや自信といったものが大事だそうです。
そして、そのような内面の安定性を形作るのは、子ども時代の家庭環境が大きく影響する。だから、”愛に溢れた家族”が幸せなお金持ちを育てるのだということ。
”確かに”な話ですが、じゃ、愛に溢れた家族とは、
- 夫婦が愛と信頼で結ばれている
- お互いの存在を大切にしている
- 全員が自分の大好きなことをしている
我が家的には、1、2はできてるような、、、(独りよがりかもしれません毛おどね、、、)
3は”まだまだ”な感じ。がんばろう!
さいごに
『子どもに教えたい「お金の知恵」』には、子どもにどのように金銭教育をするかよりも、本当のお金の知識について多くのページが割かれていました。
結局のところ、まずは親が適切なお金の知恵を身につけることが大事なんだ、ということじゃないかなと思いましよ。
その上で、”愛に溢れた家族”を築き、お金についてもオープンに話し合うことで、子どもにも適切なお金の知恵を授けることができるのかな、と思いました。
興味のある人は読んでみてください。
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