2017年11月5、6日に、EdTechの推進者が集まり、人材育成の国際的なカンファレンス「Edvation × Summit 2017」が開催されました。
カンファレンスについてのあるレポート記事を読んでみると、今後の教育について興味深い内容がたくさんありました。
変革のこの時代、子を持つ親ならば新しい教育の形は気になるトピックではないでしょうか。
レポート記事を読んで、私が気になったポイントを少しシェアしたいと思います。
目次
「Edvation × Summit 2017」とは?
「Edvation × Summit 2017」の概要
まず「Edvation × Summit 2017」とは何かをお伝えしますね。
一般社団法人 教育イノベーション協議会が主催し、教育・人材育成の国際的なカンファレンスです。
2017年11月5、6日の2日間に渡って行われました。
このカンファレンスは「新しい教育の選択肢を知ってもらうこと」と「既成概念にとらわれない教育イノベーターを生み出すこと」の2つだそうです。
世界中の著名なEdTechの推進者が集まり、講演やパネルディスカッション、ワークショップなどが行われました。
EdTechとは?
ちなみにEdTechとは、
Education(教育)Technology(テクノロジー)を組み合わせた造語です。
EdTechは進歩を続けるテクノロジーの力を使い、教育にイノベーションを起こすビジネス領域として世界中で注目を集めています。 引用:Edtechとは? 教育×IT分野をわかりやすく解説 | TECH::NOTE | プログラミングをはじめる全ての人に
「Edvation × Summit 2017」についての参考記事
私が読んだ記事はこちらです↓
- 国内外のEdTech先進事例や教育ソリューションが集結した「Edvation x Summit 2017」レポート中学校を舞台に多様なプログラミング教材を体験できるワークショップ – Watch Headline
- 新しい教育の選択肢や教育イノベーターを生み出すための「Edvation × Summit 2017」セッションレポート(1日目)~Edtechの推進者が世界中から集まる~ – Watch Headline
- 新しい教育の選択肢や教育イノベーターを生み出すための「Edvation × Summit 2017」セッションレポート(2日目)~現代の魔法使い落合陽一氏の講演に注目が集まる~ – Watch Headline
教育についてシェアしたい観点
上記の3つの記事の中の、最後の「新しい教育の選択肢や教育イノベーターを生み出すための「Edvation × Summit 2017」セッションレポート(2日目)~現代の魔法使い落合陽一氏の講演に注目が集まる~ – Watch Headline」から興味深い内容をご紹介、シェアしていきたいと思います。
教育が時代に追いついていない?
まずは、Fresco Capital共同創業者兼マネージングパートナーのAllison Baumさんが「教育事業をグローバルにスケールすることによるチャレンジとベネフィットは?」で語った内容から。
「65%の学生は今はまだない仕事に就くことになり、この新しい仕事では、今よりも41%も多い時間をクリティカルシンキング(論理的思考)や判断に使わなければならない。そして77%も多い時間をサイエンスや数学のスキルを使わなければいけなくなる。しかし、今は40%の学校しか、サイエンスやプログラミングを教えていない」(Allison氏)。 引用元:新しい教育の選択肢や教育イノベーターを生み出すための「Edvation × Summit 2017」セッションレポート(2日目)~現代の魔法使い落合陽一氏の講演に注目が集まる~ – Watch Headline」
学習指導要網も2020年に変わります。
学習指導要領の改訂内容は? 実施時期は? 要点まとめ|ベネッセ教育情報サイト
が、時代の変革に教育がどこまで追いつけるかは疑問ですね。
個々人が時代の変化に置いて行かれないようにするだけでも大変ですからね。
そんななかでも、自分の子供達により良い教育環境を作ってあげられるように、親は”努力”はできます。
落合陽一(おちあい よういち)さんのこと
つぎに、落合陽一さんがおこなったデジタルネイチャー時代の教育についての講演から、気になるポイントをシェアします。
と、その前に、落合陽一さんはこんな人↓
落合 陽一(おちあい よういち、1987年9月16日 – )は、日本の研究者、大学教員、博士(学際情報学)、メディアアーティスト、実業家。 引用元:落合陽一 – Wikipedia
お父さんは、国際ジャーナリストの落合信彦さん。
本人は名門校を卒業し、研究者、実業家、アーティストなど様々な形で活躍しています。
型にはまらない感がハンパないです。
これからの時代に需要な4つのこと
落合陽一さんは「これからの時代は、アート、サイエンス、エンジニアリング、デザインの4つが重要である」と語っています。
AIがAIを作る時代が迫っています。というか、もう始まってます。
技術特異点はもうはじまっている!?GoogleのAIが、人間が作るAIの性能をはるかに超えるAIを生み出すことに成功 – エキサイトニュース
短絡的にいうと「AIがAIを作るのなら、AIを作る技術者も不要?」なんて思っちゃいます。
が、AIをコントロールして人間に役立つものとしておくには、それを理解した人間が必要ですもね。
やっぱり、サイエンス、エンジニアリングのエキスパートは今後も必要とされそうです。
アート、デザインなんかは、ロボットが人間の”作業”を肩代わりした先に、更に必要になるんじゃないかと感じています。
森時術館長の南條史生さんもその需要に言及されています。
AIが発達するとアートが重要になる? 森美術館長 :日本経済新聞
美術館の館長さんがアートを一押しするのは当たり前ですが、落合陽一さんもおっしゃるように、アートは重要度が増していく気がしています。
”学び方”を学ぶ?
落合陽一さんは、こう言います。
インターネットは人にものすごい下駄を履かせており、プログラミング教育や英語教育は習ったその場からどんどん古くなってしまう。「学び方そのものを身につけないと間に合わない」….
これは実感としてあります。
変化の速度が上がっており、身につけた知識もすぐ古くなってしまう。
だけど、その時の”新しい”ことを学んでおかないと次にはいけないわけで。
落合さんの言葉を聞いて、学習の仕方というのはすごく大事なんだなあと改めて感じます。
これは子どもに何かを教える時も同じ。
私が持っている知識は、既に古いものであるかもしれません。
将来的に、今と同じく正しい知識とも限りません。
ならば、子供に自ら学ぶ術を教えた方が理にかなっているんだと感じましたよ。
さいごに
個人的に色々考えさせられた記事でしたので、ご紹介してみした。
みなさんは、どう考えますか?
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