子どもも大きくなってきて、留守番させることもあるかもしれません。
でも、防犯面には不安もあります。場合によっては、子どもを危険にさらすことになりますよね。
そこで今回は、子どもだけで留守番をさせる時の注意点と防犯対策についてまとめました。
目次
子どもだけで留守番をさせる?させない?
核家族化、共働きが一般的になりつつある近年、子供だけで留守番をさせなければいけないご家庭も多いかもしれません。
「子どもも大きくなってきて、一人で留守番できるだろう」と考えがちですが、色々な危険は確実に伴います。
子どもだけでの留守番は極力避けたいところですが、そうもいかない事情はそれぞれあります。
実際、多くのご家庭で子どもだけ留守番させることはあるようです。
ベネッセコーポレーションが運営する教育情報サイトが二〇一三年に未就学児や小学生の保護者約千四百人にアンケートしたところ、「留守番をさせたことがある」と答えた家庭は86%。そのうち76%が小学三年生までに経験させていた。 引用元:東京新聞:子どもに留守番 任せる備えは 応対の約束を決め安全に:暮らし(TOKYO Web)
我が家も例外ではありません。
それでは、子どもだけで留守番をさせる場合、どんなことに注意すべきでしょうか?
子どもだけで留守番をさせる時の注意点と防犯対策
子どもだけで留守番をさせる時の注意点や防犯対策としては、下記のようなことが考えられます。
子どもだけで家にいることをわからせない
悪意を持って近づいてくる人もいます。
とにかく、家に子どもだけでいることが分からないようにすることが大事です。
子どもだけでいることをわからせない工夫としては、下記のようなことが考えられます。
- 子どもが帰宅時、家に誰もいないとわかっていても、玄関先で大きな声で「ただいま」という
- 子どもが電話対応する場合、親がいないことをわからせない返答をさせる
帰ってきたときに大きな声で「ただいま」をいう癖を日頃からつけておくといいですね。
人がいるいない関係なく、家に入るときの儀式として常日頃から習慣付けておくようにするといいのではないでしょうか。
こうすることで、「誰かいるかも」と思わせることができます。
電話に関しては、子どもが電話に応対してしまうと、いろんなことを話してしまう可能性があります。
「お母さん(お父さん)は今居ません」ではなく、「お母さん(お父さん)は今電話にでられません」などと答えるなど、居ないことを悟られない返答を用意しておくといいと思います。
ですが、電話にでないことが最善の策であるのは確かです。
子どもの帰宅時に既に親が不在な場合の注意点と防犯対策
先ほどもあげましたが、家に子どもだけでいることが分からないようにする工夫が大事です。
子どもの帰宅時に既に親が不在な場合は、下記のようなことを子どもに徹底させましょう。
- 入る前に周りに不審な人が居ないか確認する
- 鍵を持っていることを気付かせない
- 子どもが帰宅時、家に誰もいないとわかっていても、玄関先で大きな声で「ただいま」という
- 玄関の鍵を忘れず施錠させ、2重ロック、チェーンもさせる
帰宅時に周りに不審な人物が居ないか確認させましょう。その場合の対応方法を決めておきましょう。
目につくように首から鍵をぶら下げておかないことや、鍵を開ける際も極力目立たないようにすることが大事です。
戸締りの注意点と防犯対策
子どもに留守番をさせる時は、すべての窓・ドアに施錠することを徹底しましょう。
下記の点を徹底させましょう。
- 玄関の鍵を忘れず施錠させ、2重ロック、チェーンロックもさせる
- 小さな窓も含めて、すべての窓・ドアに施錠する
- 鍵を開けないことを徹底させる
玄関に2重ロック、チェーンロックがあれば掛けさせましょう。
帰ってきて忘れてしまわないように、どこかわかりやすいところに張り紙をしておくなどの手も考えられます。
ベランダなどの鍵も開けさせなうように話しておきましょう。
雨が降ってきたので、外に干してある洗濯物を取り込むという気のきいたことをしてくれるかもしれません。
ですが、それで鍵を掛け忘れるなんてこともあるかもしれませんよね。
そういったことも想定してルールを決めておく必要があります。
電話に関する注意点と防犯対策
留守番中の電話対応についてもルールを決めておく必要があります。
例えば、下記のようなルール・対応が考えられます。
- 留守番電話にしておき、電話対応はいっさいさせない
- 留守番電話にしておき、親の電話に転送設定をしておく
- 留守番電話にしておき、特定の人からの電話のみ取っても良い事にしておく
- やむおえず子どもに電話対応させる場合は、親がいないことをわからせない返答をさせる
子どもが電話にでてしまうと、無意識に色々な情報を伝えてしまうことにもなりかねません。
「お母さんは居ますか?」「何時に帰りますか?」など聞かれて答えてしまうと、子どもはついつい答えてしまかもしれません。
一番の対策は「電話にでなくてよい」としておくこと。
最近は、携帯電話に転送設定ができるものもありますので、そういった機能を使うことも考えられます。
ですが、子どもと連絡を取りたいこともあるかもしれません。
そんな時は、留守番電話のメッセージ中に「お母さん(お父さん)だから電話にでて!」と伝えて、特定の人のみ電話に出させるようにするなどのルールが必要です。
やむおえず子どもに電話対応する場合は、「お母さん(お父さん)は今いません」ではなく、「お母さん(お父さん)は今電話にでられません」などと答えさせるようにしておきましょう。
留守番中の電話に関するルールを、電話の前に貼っておくなども有効ですよね。
来客対応に関する注意点と防犯対策
子どもだけで留守番中に、玄関のチャイムがなった場合のルールも決めておく必要があります。
- 来客にはいっさい対応させず居留守を使わせる
- インターホンのモニターで確認して特定の人のみ対応して良いようにルールを決めておく
などが考えられます。
一番いいのは、来客にはいっさい対応させず居留守を使わせるということです。
最近はモニター付きインターホンが付いているご家庭も多いですね。
玄関を開けない安心感から音声通話で応対してしまうと、「宅配便ですが急いでいるので受け取ってもらえますか?」などとお願いされ、ついつい応対してしまうことも考えられます。
インターホンでの音声対応も含めて「対応させない」「祖父母のみ玄関を開けていい」などのルールを決めておくことが大事です。
火の使用や使っても良い家電を決めておく
不審者からの防犯対策以外にも、火の使用などについてもルールを決めておく必要があります。
- ガスや火のつくものは利用しない
- 包丁などの怪我の恐れのあるものは利用しない
- 地震などの災害が起こったときの対応について決めておく
など、考え始めるときりがないんですが、何かあってからでは遅いので子どもと話して必要があります。
防犯対策製品を使う
最近は、防犯対策のための製品が多数ありますね。
余裕があればこういったものの利用を考えることもできます。
参考にあげてみました。
子供用の防犯ブザーを持たせる
最近は、小学校で支給するところも増えています。
Panasonic ランドセル110番ブザー BH-225P BH-225P(出典:Amazon)
使い方を子どもと確認しておきましょう。
ネットワークカメラを使う
自宅にネットワークカメラを導入するのも手です。
自宅にカメラを設置して、スマホから画像でモニタリングするとともに音声で会話できたりもします。
例えばこちらのような製品です。
Panasonic ネットワークカメラ スマ@ホーム おはなしカメラキット KX-HC500K-W(出典:Amazon)
子どもに携帯電話を持たせる
キッズ携帯を持たせて、困った時は電話させたり、親から随時連絡を入れることもできます。
自宅の電話はいっさい触れさせず、連絡が取れるので安心ですよね。
セキュリティ会社と契約する
一軒家などは、SECOM(セコム)やALSOK(アルソック)と契約してホームセキュリティを導入するとより安心ですね。
まあ、お値段はその分しますので
- セコムのホームページ→個人のお客さま|防犯対策・セキュリティのセコム
- アルソックのホームページ→HOME ALSOK(ホームアルソック)│ホームセキュリティのALSOK
さいごに
子どもだけで留守番をさせないのが一番なんですが、、、どうしてもという状況はあると思います。
留守番ぐらい気軽にさせられる世の中だったらいいんですが、そうもいっていられません。
我が家も例外ではなく、今回は改めて「子どもだけで留守番をさせる時の注意点と防犯対策」について調べてみた次第です。
参考になれば幸いです。
【参考元】
- 留守番の注意 | 子ども安全リアルストーリー | NHK for School
- 【ルール決めが大事! 】子どものお留守番の「注意点」と「ポイント」 | 東京ガス ウチコト
- セコム|春休み中、子供だけで留守番をするときの注意点は?|子どもの安全ブログ
- 東京新聞:子どもに留守番 任せる備えは 応対の約束を決め安全に:暮らし(TOKYO Web)
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