子どもが3歳、4歳の時に高尾山に登った経験が有ります。
そのときに通った高尾山の登山コースについて体験に基づいて解説するとともに、高尾山に子連れで登る際の注意点やアドバイスをお伝えします。
「幼児を連れて高尾山登山ができるかな?」と不安な方は参考にしてみてください。
目次
高尾山って?
念のため、
高尾山(たかおさん)は、東京都八王子市にある標高599mの山である。東京都心から近く、年間を通じて多くの観光客や登山者が訪れる。古くから修験道の霊山とされた。 引用元:高尾山 – Wikipedia
関東では馴染み深い山ですね。
少し前に、ミシュランガイドの“三つ星”(最高ランク)を獲得するなど、観光地としても有名です。
高尾山遊歩 – 登山コース・観光スポット・ご当地グルメ・服装・ハイキング情報満載!
高尾山;実際に幼児と登ったコースと時間
我が家では子どもが3歳、4歳の時に高尾山に登っています。
その経験をもとにお伝えしていきます!
通ったコースと実際掛かった時間
通ったコースとかかった時間は以下の通りです。
()内は掛かったおよその時間です。
【子どもが3歳の時】
<稲荷山コース(2.5時間)>→<山頂>→<1号路(1時間)>→<エコーリフト(12分)>
※登りは、あづま屋での休憩含め、5、6回の小休憩をはさんでいます。
※下りは、山頂から1号路で下り、途中からエコーリフトで下りてきました。
【子どもが4歳の時】
<稲荷山コース(2時間)>→<山頂>→<4号路→1号路(1時間)>→<エコーリフト(12分)>
※登りは、あづま屋での休憩含め、5、6回の小休憩をはさんでいます。
※下りは、山頂から4号路で下り、1号路に合流して、途中からエコーリフトで下りてきました。
高尾山;実際に幼児と登った経験からコースを解説
ここからは、我が家が経験したコースを中心に解説していきます。
高尾山「稲荷山コース」について
稲荷山コースは、我が子が3歳、4歳の時に「登り」で通ったルートです。
かかった時間
高尾山でもらったパンフレットには、「全長は3.1km、約100分のコース」と書かれています。
実際に幼児と登った経験では、3〜5歳の幼児連れの場合は、120分(2時間)から150分(2.5時間)程度みておいた方がいいですね。
「稲荷山コース」の特徴
高尾山の主尾根とは別な尾根(南側)をとおるコースです。
登り口は、ケーブルカーの駅(下記写真)のすぐ左横にあります。
整備された1号路と違い、登山らしい山道を登ります。
ところどころ地面から木の根っこが這い出ているところがあり、自然の凄さを感じます。
まれに子供の半分くらいの高さの段差もあったりして、子どもは頑張って乗り越えたりもしてましたよ。
中間地点にはあずま屋があります。そこからの景色もなかなかです。
以前は中腹にトイレがありましたが、今は老朽化で使えません!なので、山頂までトイレはありませんので注意してください。
山頂手前には、198段(我が家の小学生調べ、なので本当かは?)の階段があります!
と、幼児には一見ハードそうですが、我が家の幼児はほぼ自分の足で登り切りましたよ。(3歳の時は一瞬だけ抱っこしましたが。)
ただし、適度な休憩や、気分を盛り上げるための声がけは必要ですね。
湿っていると滑りやすいところもあるので注意が必要です。
高尾山「4号路(吊り橋コース)」について
4号路(吊り橋コース)は、我が子が4歳の時に「下り」で通ったコースです。
かかった時間
高尾山でもらったパンフレットには、「全長は1.5km、約50分のコース」と書かれています。
4号路だけで、登り口から山頂までいくことはできません。1号路の分岐路となっています。
なので、実際に幼児と下ったルートとしては、山頂から1号路でちょっと下り、4号路に入り、また1号路に合流。1号路でリフト乗り場まで下りるという流れでした。
山頂からリフト乗り場まで、実際に4歳児と下った時間は、1時間くらいでした。
「4号路」の特徴
高尾山特有の温帯林系の樹木が生い茂るコースです。
最大の売りは、「吊り橋」です。
この吊り橋を通るだけで、子供達はテンションが上がること間違いなしです!
ところどころ狭い路や、湿っていると滑りやすいところもあるので注意が必要です。
高尾山「1号路(表参道コース)」について
パンフレットによると、1号路を使って山頂まで登ると
- 1号路;3.8km、 約100分
だそうです。
途中に高尾山駅(ケーブルカーの駅)がありますが、そこで分けると、
- 1号路登り口から高尾山駅(ケーブルカー);2km、約60分
- 高尾山駅から山頂;1.8km、約40分
我が子が3歳の時、山頂から山上駅(エコーリフトの駅、ケーブルカーの駅のちょっと下)までは、約1時間で下りました。
4号路を使うより、距離は短いし整備されていますが、途中、薬王院や寄り道したくなるスポットがあるので、少し時間がかかります。
「1号路」の特徴
薬王院に参拝するための表参道です。
薬王院までの参道は舗装されてます。
ので、登山という意味では薄まりますが、初めてでもトライしやすいコースです。
途中、食事処、さる園、野草園などがあり楽しいコースです。
ケーブルカーやエコーリフトがあるので、子供の体力を見て登る距離を調節できるので、初めてでもトライしやすいですね。
高尾山「エコーリフト」について
「リフトに乗りたい!」というので、乗ってみました。
我が家は、スキー場でリフトに乗ったことはありますが、それとは違ったアトラクション感覚が楽しかったみたいです。
「エコーリフト」の特徴
2人乗り、12分のリフトです。
上り、下りの両方で使用可能です。
料金は、
- 大人; 片道240円、往復470円
- 小人; 片道120円、往復230円
です。
高尾山の見下ろす景色が気持ちいいですよ。
リフトには、安全バー(体の前に下ろして落ちないようにガードするもの)がありません。
子供は落ちないように、特に注意が必要です。
なので、下りの際は特に怖がる子もいるかも知れません。大人がちゃんと見ていましょう。
途中、カメラマンが写真を撮ってくれます。降りた先で購入が可能です。
高尾山「山頂」について
山頂には、売店や食事処もあります。
アイスやビールなんかも売っています!
座れないことはないですが、なかなか混んでいてレジャーシートを広げるにも苦労する場合があります。
高尾山「ふもと」について
高尾山のふもとにも、食事処やお土産やなどたくさんのお店があります。
登山の後の、かき氷なんてのも”おつ”なもの。
疲れた体にしみわたります。
駅に温泉なんかもあって、いつか寄りたいんですけどね。そのまま帰りたくなくなりそうで怖いんですけどね。
子連れで登る際の注意点・アドバイス
実際に幼児の子を連れて高尾山に登ってみて感じた注意点やアドバイスを記します。
高尾山へ行く前に;家での準備
高尾山といえども山登り
高尾山といえども、山は山です。最低限の装備はしましょう。
歩きやすいスニーカー、体温調節しやすいような服装を心がけ、カッパの準備などは怠らない方がいいですね。
怪我した際の救急道具(バンドエイドなど)も持っていくと安心です。
休憩時のおやつを用意する
おやつは、疲れた時に子どものテンションを上げる必須アイテム。
少し疲れてきても、「あとちょっと登ったら、休憩しておやつ食べよう」の言葉がけで頑張ってくれたりします。
オススメは、チュウチュウできるゼリー。
オリヒロプランデュ ぷるんと蒟蒻ゼリーパウチ 人気5種10味セット(ピーチ+マンゴー・アップル+グレープ・マスカット+オレンジ・期間限定イチゴ+メロン・期間限定グレープフルーツ&パイナップル)<計5袋・60個>(Amazon)
休憩ごとにあげてもちょうどいい量で、食べやすいし、冷たくしておくけばとっても美味しい。
高尾山を登る直前の注意点・アドバイス
登る前にしておいた方がいいことを挙げておきます。
トイレに行っておく
高尾山に登る前は必ずトイレに行きましょう。
駅、ケーブルカー乗り場などにトイレが有ります。
登山途中はなかなかトイレが有りません。
登る前に必ずトイレを済ませましょう。
帰りのチャージ、切符購入をしておく
電車で来た方は、登山前に切符の購入、スイカ・パスモなどの電子マネーをチャージしておくといいです。
帰りの混雑時、購入の手間が省けますよ。
特に、登山後は子供が疲れているので、無駄な労力はかけたくないですよね。
虫除けは万全に
子どもって、虫に刺されるとテンション下がることないですか?
テンション下がると、途端に「抱っこ~」となるので、虫除けは必ずしましょう。
高尾山を登っている最中の注意点・アドバイス
谷側を歩かせない
途中、急な斜面や、細い路もあたっりします。
子供が落ちないように、親が谷側、子供を山側で歩きましょう。
細い路で一人しか通れない場合も、注意して目を離さないようにしましょう。
走らせない
子供はテンションが上がると走ってしまうこともしばしば。
下りは特に危険です。
走らないよう子供に話をしておきましょう。
石やものをを投げない
谷へものを投げたくなるのが、子どもの心理のようです。
下に登山者に当たらないようにしないといけません。
投げたつもりがなくても、石を捨てるだけで、コロコロと転がっていくこともあります。
石やものをを投げないよう注意が必要です。
棒を振り回さない
登山に限ったことではないですが。
棒あるところ、必ず振り回す子供ありです。
棒が他の人に当たらないよう注意が必要です。
無理に追い抜かない
競争心が強い子は特にですが、先に行きたがるようです。
狭いところで、無理に前に人を追い越したりすると危険ですよね。
挨拶をしよう
上り・下りの人で挨拶を交わすのも、山ならではの慣習かも知れませんね。
日本の街中では見かけない、気持ちのいい慣習です。
親が率先して挨拶するといいですね。
さいごに
ということで、「幼児連れで高尾山に登ろうと思うけど、大丈夫かな?」と思う方に、実際体験したことを踏まえて書いてみました。
参考になれば幸いです。
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