「はやくして!」を言わないために。
子ども自身に時間を管理する力を身につけてもらうために、「時間のマネジメント」という本が勉強になります。
目次
育児書「時間のマネジメント」の概要
ます、「時間のマネジメント」の本についてざっくり説明しておきます。
時間のマネジメント (ダメッ!って言わない子どもへgoodアドバイス 1)(Amazon)
本の内容(概要)
10歳までに身につけておきたい世の中のルールやマナー。「今すべきことは何?」「なぜしないといけないの?」子ども自身に考えさせることで、じぶんから進んで動ける子になります!子どもの自立を促すgood対応。(Amazon商品説明より引用)
著者について
著者は高取しづかさん。
NPO法人JAMネットワーク代表で、「ことばキャンプ」を主宰されています。
国内で雑誌の記者として活躍後、1998年に渡米し、アメリカで出会った方とJAMネットワークを立ち上げたそうです。
今は、「子どもの自立とトレーニング」をテーマに執筆活動や、講演活動を行なっているとのこと。
育児書「時間マネジメント」から学んだこと
この本を読んで子育てにおいて学んだこと、感じたことなどを、参考にシェアしたいと思います。
時間を管理するのは子どもの仕事
親は「子どもの時間は子どものもの」と捉える。
子どもには「時間を守るのは自分のため」ということを教える。
この本を読んで改めて認識したことです。
とかく、親は子どもの時間をコントロールしたくなる生き物。
だけど、「子どもの時間は子どものもの」と強く認識しておくことは大事。
初めはヤキモキしますが、自ら時間を意識して行動してもらうためには、この考え方を強烈に意識しておく必要がありますね。
そのことを改めて感じました。
具体的なトレーニング方法やコーチングのシミュレーションが役立つ
タイムマネジメントを子どもに身につけさせつための具体的なトレーニング方法が記載してあるので役立ちます。
例えば、具体的なトレーニング方法として下記が掲載されています。
- 時間に気づかせるワーク(時間の概念を把握させるワーク)
- 行動に気づかせる(どんなことに時間を使っているかを把握させるワーク)
- 時間通りに終わらせるワーク
- リストアップするワーク(To Doリストですね)
- 優先順位を身につけさせるワーク
- 見通しを立てるワーク
- 逆算のワーク(例として、サプライズパーティを計画して逆算で予定を立てる)
- 時間配分のワーク
- 段取り力を高めるワーク
- 集中力を高めるワーク
- やることピラミッド(優先度を把握するワーク)
- やる気を伸ばすワーク
- 時間を管理するワーク
これらを実際に実践してくことで、子どもの自主的なタイムマネージメント力を身につけさせることができます。
仕事などでは使い古された手法などもありますが、「子どもに教えるためには」というところに落としてこんでくれているので助かります。
また、コーチングの仕方もシミュレーション的に記載されており勉強になります。
例えば、
- 優先順位を導くコーチング例
- ゲームの時間を決めるコーチング例
- 子どもに時間通りの行動を促すコーチング例
- 子どもに計画をたて実行してもらうためのコーチング例
などです。
特に優先順位を導く方法はとっても役に立つと感じます。
縦横軸の重要度と緊急度でやることの優先度を見極めるマトリックス表で、見慣れた方もいると思います。
これって子どもにとってもわかりやすいと思うんですよね。
個人的には、To Do リストでやることを把握させるやり方は日頃からやっていますが、この本を参考にもうちょっと進化させようかなって思っています。
子のためにも親のためにもなる
時間管理術は子どもに身につけさせたいことの一つ。
子ども時代は時間を忘れて没頭することも大事ですが、特に学業が始まるとタイムマネジメント力は必要ですね。
そして、将来においてもタイムマネジメント力を身につけておけば、子どものためになります。
そして、子どもが自ら時間を意識して動いてくれたら、親としてはずいぶん楽になりますよね(いや、本当に)
それに加え、親自身の時間の使い方も見直すことができますよ。
さいごに
実際の子育ては、本の内容通りにいかないのものですよね。ですが、本から学べることはたくさんあります。
子育ての仕方には正解がない分、いろいろな本や先輩から学び、試行錯誤しながらも自分なりの子育てに役立てていくことが大事かなと思っています。
完璧な親はいないから、ちょっとずつ、少しずつ。
◇今日紹介した本はこちら>>
参考になれば幸いです。
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