「日の丸構図はよくない」
なんて話を聞いたことありますか?
今回は、写真の「日の丸構図」についてです。そのメリット・デメリットや、子どもの写真を日の丸構図で撮ることについて考えてみたいと思います。
目次
「日の丸構図」とは?
日の丸構図とは、被写体を写真のど真ん中に持ってくる構図のことです。
日本の国旗「日の丸」のような構図のためそう呼ばれています。
とっても一般的な構図です。基本中の基本的な構図。
「日の丸構図」は”だめ”構図?
「日の丸構図はあまり良くない」
「日の丸構図は素人っぽいよね」
聞いたことありますか?
日の丸構図に対してはそんな評価を耳にします。
やっぱり、日の丸構図はダメなんでしょうか?
紐解く前に、日の丸構図のメリット・デメリットに触れてみたいと思います。
「日の丸構造」のメリット
日の丸構造にはこんなメリットがあります。
- 見せたいもの(主題)が明確
- 画に安定感がある
- ゆえに、シンプルかつパワフルな構図
主題をシンプルに引き立てて見せることができる構図と言えそうです。
なのに、「よくない」と言われる理由は、そのデメリットにありそうです。
「日の丸構造」のデメリット
反対に、日の丸構造のデメリットにはこんなものがあります。
- “何も考えないで撮る”写真が日の丸構図になりがち
- ゆえに、”よくある”写真、”素人”写真という印象を持たれやい
- ゆえに、”平凡”で”つまらない”写真という印象を持たれやい
構図等意識せず、何も考えずに「あ、これ撮りたい」と思ったら、普通ど真ん中に持ってきますからね。ゆえに、よくある写真であり、平凡になりがちなんですよね。
子供がカメラ目線でピースした写真なんかは「日の丸構図」である場合が多いですね。
そんなデメリットゆえに、「日の丸構造はよくない」なんていう話になるわけです。
「日の丸構図」は”悪”ではない
デメリットを理解した上で「日の丸構図」を使えば、メリットを引き出せるんじゃないしょうか。
例えば、日の丸構図ばかりだと飽きますが、日の丸構図以外の構図の中に、意図的に日に丸構図の写真があると引き立ちます。毎回日の丸構図では飽きますね。
また、日の丸構図は平凡になりがちであることを理解した上で撮ると違うものになります。
背景をぼかしたり、シンプルなもにして整理してみたりして、ただ何も考えず撮ることから脱却すれば、そのメリットが強調されていくんだと思います。
ようは「日の丸構図」も使いよう。
子供の写真!「日の丸構図」で何が悪い!?
なので、「日の丸構図はよくない!」と日の丸構図を”悪もの”にする必要もなく、子ども写真は日の丸構図で全然いいと思うのです。
だって、自分の子どもをど真ん中に撮りたくなるのは親の心情。そして、シンプルに子の可愛さを強調できるわけですからね!
笑顔でこちらを見つめられたら、ど真ん中にして撮らざるをえません!
だから、日の丸構図でもどんどん撮っていいと思うのです。
さいごに
写真を学び始めた頃、「日の丸構図から脱却しなさい」というアドバイスをよく耳にしました。
子どもは存在だけで、魅力的な被写体です。その魅力を最大限引き出せる可能性のある”日の丸構図”を捨ててしまうのはもったいない。
「日の丸構図も使いよう」だと思うんです。パワフルな構図ですからね。
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