1歳未満の乳児に”ハチミツ”はダメ!メープルシロップは?

ハチミツ

離乳食として与えた蜂蜜が原因で、生後6か月の乳児が、乳児ボツリヌス症を発症して亡くなってしまうという悲しい事故が起きました。二度と同じような事故が起きないよう、改めてイクジストでも取り上げたいと思います。

一歳未満の乳児にハチミツを与える危険性についてまとめました。乳児ボツリヌス症とは何か、メープルシロップは安全かどうかについてもお伝えします。

目次




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事故が起きてから各種報道機関がこのニュースを取り上げています。

その後も、クックパッドでのレシピが物議を呼んだり、常識か非常識かの議論がなされたりしています。

乳児ボツリヌス症とは?

乳児ボツリヌス症によって死亡に至った事例は、今回の事故が全国初の事例だそうです。乳児ボツリヌス症とは何でしょうか。厚生労働省によると、

乳児ボツリヌス症とは、1歳未満の乳児の大腸内でボツリヌス菌が増えて、毒素を産出することにより起こる病気で、潜伏期間が3日から30日と長いのが特徴です。重症例では呼吸まひによる死亡例もあります。

ボツリヌス菌は芽胞(がほう=耐久性の高いカビの胞子のようなもの)の状態で土壌の中などに存在し、植物の花粉はこの芽胞に汚染されていることがあり、蜂蜜もこの芽胞に汚染されることがあります。(※1)

ハチミツは、ボツリヌス菌に汚染される可能性があるとのことです。それでは、ハチミツの危険性についてみていきます。

ミツバチ出典:写真AC

ハチミツの危険性

厚生労働省、消費者庁の注意喚起

「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」と厚生労働省、消費者庁が注意喚起しています。

下記が要点になります。

通常の加熱や調理では死なないボツリヌス菌

一般的には、ボツリヌス菌は、120℃で4分加熱しないと死なないそうです。土壌中などに広く存在している細菌で、食品原材料の汚染防止は困難とのこと。(※2)ですから、加工、調理時に加熱処理しない食品に含まれていることがあるそうです。一般的に、ハチミツは加熱処理をしませんから、ボツリヌス菌が含まれている可能性があります。

1 歳未満の乳児には与えない

1歳未満の乳児は、腸内環境が整っていないため、腸内でボツリヌス菌が増殖してしまう危険があるそうです。ですから、厚生労働省は「1 歳未満の乳児には与えないでください」と注意喚起しています。なお、厚生労働省によると、「1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。」と説明しています。(※3)

メープルシロップは大丈夫?

ハチミツは「ミツバチが花から集めてきて巣に蓄えた蜜。淡黄色から褐色の粘りけの強い液体」のこと(※4)それに対して、メープルシロップは「サトウカエデの樹液を煮詰めて濃縮した糖蜜 (とうみつ) 」のこと(※5)。根本的に違うものですね。

そして、ケベック・メープル製品生産者協会によると、メープルシロップは「煮詰める過程で殺菌されるため、乳児に与えても心配はありません。」とのことです(※6)。一般的に加熱処理をしないハチミツに対して、メープルシロップは製造工程で加熱されているから心配がないということのようです。

メイプルシロップ採取出典:写真AC

さいごに

1987年に当時の厚生省が、1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないようにとの注意喚起を出して以降、蜂蜜を原因とする事例は減少したそうです。しかし、今回のような事故が起きてしまいました。

亡くなった赤ちゃんのご冥福をお祈りするとともに、今後同じような事故が起きないよう願うばかりです。

※本記事内の画像は、画像直下に撮影者や作成者の明記がない場合、画像素材サイトからご提供いただいたものを使用しております。

<引用・参考資料>

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